Summaron 35mm 1:3.5 #1329XXX 1955年製。
所謂サンパチのSummaronである。以前のエントリーではニッパチ(1:2.8)を買うぞ!と心に決めていたが、いざ入手したのはサンパチ(^_^;) でもサンパチの方がモノクロ向きとの話も聞くのでOKでしょう。それにニッパチは、とくに160万台?はランタンレンズ?とかで大変高値取引となっているし。
さて、MマウントSummaronはその製造年代によって50mmフレームと35mmフレームのどちらかが表示されるが、入手したSummaronは製造年代からいったら50mmフレーム表示である。しかし、前オーナーの手によるモノなのか35mmフレームが表示される個体であった。M2には35mmレンズがないと勿体ないとのお話しをショップで聞いていたのでやっと35mmフレームが表示される35mmレンズを入手出来たわけである。正直ウレシイ。
このSummaronの試写は葛西臨海公園というエントリーですでにアップしていますが、この時は例によって体感露出計にて撮影でした。というか、今までLeica M2での撮影は全て体感露出。古い露出計を購入した後もそれは変わらず。ラチュードの広いネガフィルムではそこそこ体感露出でOKだろうと思っていたからです。それに体感露出を鍛えて精度を上げていきたいという狙いもあったし。しかし、確かに屋外でも晴天時ならそれほど問題ないが日陰となるとどうも自身の体感露出が妖しくなる。(^_^;) 日向の2段落ち、3段落ちでOKとも聞くが、でも日陰と一言に行っても明るい日陰もあれば、本当に暗い日陰もあるし...とにかく日陰にはいると私の体感露出は妖しくなってしまう。
で、今回はコンパクトデジカメCaplio R1とこのSummaronの両方を持ってSummaronで撮影する前に先にCaplio R1(測光モード:マルチ)で測光してから撮影してみた。
出来上がって来たネガを見て驚いた。今まで体感露出で撮影していた時とネガの濃度が異なる。スキャンしてみても全然違う。やっぱりきちんとした測光(露出)は重要であると実感したのであった。
参照:中村式体感露出