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MaSuKo
2008年 02月 12日 | |
webでマスコのタンクについて調べようとしたけどあまり有益なモノにヒットしなかった(自分の調べ方が悪いのかも知れないけど)ので、備忘録(なのでボケ・ブレ画像は許してね)として前エントリに続いてマスコのタンクネタです。

というのも、私が譲って貰ったのはタンクのみでトリセツが無かったからです。今まで使用していたLPLと同じタンクとは言え部品数も異なりますし、いろいろもっとマスコのタンクについて知りたくなったのです。早速マスコを販売している共同写真要品株式会社さんにトリセツだけでも貰えないか問い合わせしましたところ、快くトリセツのコピーを郵送していただきました。読んでみると事細かく説明してありやっぱりトリセツは有った方が良いと思った次第です。


MaSuKoカラータンクプロ / MaSuKo Color Tank Pro


現像ムラの完全な除去を可能とした理想的な小型現像タンクです。
<特徴>
1 ステンレススチールを使用し耐薬品性に優れ液温管理が容易
2 リールのコイルは独自の曲率を持ち、現像ムラの発生を防ぐとともに、システムのひとつであるパーフェクトローダーを用いることで、迅速・確実なフィルム装着が簡単に行える。
3 液の注入・排出は、液体力学の応用で短時間で一定という特徴を持っていますから、極めて安定した現像結果が得られます。
4 リールは独自のレギュレターにより、タンク本体内の理想的な位置にセットされ、現像ムラの発生を防いでおります
5 フィルムの水洗にも独自の方式を開発しています。システムのひとつであるウオッシュスタンドを使うことで、能率的で完全な水洗が行われ、同時にタンク内も安全に清掃されますから、連続した使用にも安心してご利用いただけます。

トリセツの冒頭にタンクの特徴が上記のように記載されています。(ボールドは私がやりました)どうでも良いけれど「MaSuKo」という表記方法がwikiと同じ表記方法で気に入りました。w 名前の由来などはこちらが詳しいです。シヲリシキフロク:マスコタンク
既に「現像ムラを防ぐ・除去する」などの表記が3回出現しておりますのでその効果を期待して良いと思います。

特にレギュレターを備える等の新しい形式を持っていますし、攪拌の方法なども従来のタンクと異なります。したがって、まず各部の名称等もよく覚え…

LPLのものにはないレギュレターという部品がマスコにはあります。その為か、撹拌方法も異なるとの説明があります。まずは各部の説明から。

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タンクは上から(画像では右から)キャップ、リッド、ボディ。

そしてレギュレターにセットされたリール


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リッドには注入口と排水口に分かれている。

中心部が注入口になり貫通しています。


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リールの中心部は円柱状になって貫通しており、リッドの注入口の位置と口径が一致している。


d0039803_135992.jpg

特徴的なのがそのリールの中心部を貫通して位置するレギュレターとよばれるロッド。


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上からハンガー、メジャースポット、(リールガイドリング)、リールガイド、レギュレター部。

リールガイドリングは複数本用になるとあります。


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注入口から入った液体はリールの中心部を通って一気にタンクの底部まで流し込まれる仕組みになっています。

「液の注入・排出は、液体力学の応用で短時間で一定」という特徴を実現する仕組みの一つと思われます。


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タンクボディ内部の底の中心部は凸起状になっていて、レギュレターをセットするとその底が少しだけ浮くようになっています。

リールの中心レギュレターロッドに沿って流れ込んだ液体は、タンクボディから若干浮いたレギュレター部を通ってタンクボディ底部から溜まっていくようです。




他のメーカーのタンク同様マスコでも135や120用それぞれに一本用複数本用のタンクがあります。名称を見れば自ずとどのタイプなのか分かりますね。

1351...500~475ml(135一本用)
1201...675~650ml(120一本用)
1352...850~825ml(135二本用)
1353or1202...1200~1175ml(135三本用or120二本用)
1356or1204...2250~2225ml(135六本用or120四本用)

液量は少ない方をお勧めします。
注入に要する時間は、1351が5秒、1201が7秒、1352が8秒、1353/1202で10秒前後です。
メジャースポット(参照上記画像)の位置以上に液を入れないでください。液の動きが鈍化して攪拌が不十分になります。

トリセツにはタンクの種類によって必要な薬品の容量も記載されていおりました。前エントリで私が計った容量と若干異なっておりました。注入のおおよその目安となる時間まで記載されているは有り難いですね。

新品のうちは、リッドが取れにくいことがあります。リッドとボディが接する凸起部分に、ろう(スキーの赤いパラフィン等)を薄く塗り、よく拭き取ってからお使い頂ければ、よりスムーズにお使い頂くことが出来ます。

最初友人から受け取ったときリッドやキャップがしっかりとはまっていて中々外れないので苦労しました。w LPLは撹拌中若干液漏れが生じるようですが(別にそれによって大した害は生じないが)マスコの場合はそれはなさそうです。しかしその代わりハズしにくいということもあるようで上記のような注意書きがありましたので、私はさっそくろうを塗ることにしました。

現像作業のキイポイント
泡取り作業が大切です。泡取り作業は、各攪拌後も必ず繰り返し行ってください。

複数本用のタンクの方が泡ムラが出来やすいとし、泡取り作業のために前浴を勧めています。私は今まで前浴というのをやったことありませんが今後はやってみようかな?

さて、攪拌方法は独自のものとの冒頭の説明がありましたが、基本的には倒立攪拌、イルフォード式とほぼ同じ内容の説明でした。

<マスコ式現像方法>
前浴後、現像液を注入し、直ちに泡取りを作業を行った後、タンクを正立させ。静置します。現像液注入開始時より約一分たったら、3回の倒立攪拌と泡取りを行い、その後一分毎に同様の攪拌と泡取りを現像終了まで繰り返します。倒立攪拌は一往復を一回と数え、三回に要する時間が七秒位が適当です。


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タンクボディ内部の底中心部は凸起状になっていることは既に説明しましたが、外部からすると凹状になっているのでそこに左手の人差し指or中指を当て、右手はキャップごとリッドを押さえ込んでつかむ。その状態で左手の指を中心として右手首をひねってボディを回転させながらタンクの天地を逆転させ、また逆回転させながら元に戻して止める。という方法を友人から教わりました。
説明書には特に回転させるとは書いていなかったがおおよそ同じ方法です。タンクの天地が逆転し垂直になったら一瞬止めると説明してあります。そう言えば今までそう言ったことは意識していなかったのでこれからは一瞬止めるように撹拌してみよう。

(現像液の)排出が終わったら、直ちに停止液などの次のステップの処理液を手早く注入します。この注入開始時が現像終了時間となります。

これまた今までは現像液を完全に排出した時点で現像終了としていましたので、これからは停止液の注入を持って現像終了になるように現像時間を調整してみようと思います。

現像液の温度を一定に保つことが大切です。
1.室温との差が2~3℃
2.室温との差が3~10℃
3.室温との差が15℃以上

3パターンでそれぞれの対処法を詳しく説明してありました。大変参考になりますね。

参考 1356セット等注入に長時間を要する場合は…

として暗室内であらかじめタンクに現像液を入れた状態にしておいて、そこにリールをセットしたレギュレター沈めていく、という方法が記してあります。友人の話では彼はこの方法でやっていたようです。


「ウオッシングスタンドを使った能率的で完全な水洗」としてマスコ式倒立水洗法も記してありました。リッドの注入口に水道のホースを差し込み水洗するという方法。水洗中はスタンドを使ってタンクを倒立させるようになっています。

また、リールにフィルムを巻き込む為のパーフェクトローダーなる別売り商品もあり、リール巻きから現像水洗までトータルでシステムを考えていることがわかります。

タンクの乾燥と手入れ方法として水洗し拭かずに水を良く切って乾燥させるとしています。(変な化学反応など気にして今まで洗剤等で洗うことはしなかったけど、やっぱり水のみで洗うのが良いようですね)
レギュレターのハンガー部は、リールをタンクからレギュレターごと出すときに持ちやすいようにとの配慮だと思われますが、リールをセットしたまま吊るして乾燥するときにも便利なようになっているようです。最初はハンガー部はを持ってひねって攪拌させるのだと思っていました。w
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by nullpo_orz | 2008-02-12 12:59 | 銀塩 |
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