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色々

先日TVを見ていたら「セレンディピティ」なるモノの説明?をやっていた。
例えば以下のようなモノがセレンディピティなるとのこと。

#1
親子での初めてのキャッチボール。
子供がどんなとんでもない球を投げてきても大きな声でストライク!と言ってキャッチしてあげる。
-子供に自身自信を持たせる。

#2
幼い子供が描いた落書きを、その親は額に入れて飾った。
その子は大人になって今は画家になった。
-子供にとってはそれは落書きでは無く作品。

Wikipedia によると「セレンディピティ」とは以下のような説明がされている。

セレンディピティ(英: serendipity)とは、何かを探している時に、探しているものとは別の価値あるものを見つける能力・才能を指す言葉である。何かを発見したという「現象」ではなく、何かを発見をする「能力」のことを指す。(平たく云えば、ふとした偶然をきっかけに、幸運を掴む事。)


放送では主に子供に対する教育態度としての話が多かった。
-好奇心の芽を摘まない。
-自信を持たせる。

が、それ以外にもセレンディピティの紹介が多々あった。

-失敗を経験させる(する)。
「自信を持たせる」の全く逆のようではなるが、要するに
「教える事ではなく、気付かせる事が大事。理解する事は『気付く事』が、ほとんど。

と言うことらしい。




てん

ピーター レイノルズ / あすなろ書房



写真仲間から紹介された本を読んでみた。本と言っても絵本なので子供のために図書館で借りてきて読んだ。(原書はコッチ

レビューを見て貰えれば分かるが、親の視点で書かれた感想ものが殆どだ。当たり前と言えば当たり前だが、この手の絵本を読み聞かせるのは親であろうし、こうしたレビューを書けるのも親だったり大人だったりするから。でも、そのままだと「読み聞かせる」「読み」の立場の感想だけであって、「聞かせられた」本人の感想というのも「読み」の立場の感想以上に重要な意味を持つと思う。私もレビューと同じ様な感想を持ったが、だけどどうしてもその点が腑に落ちないのだ。作者だって「聞かせられた」側の感想を聞きたいだろう。

面白くなかったけど、色々、色んな色とかがあって、面白かった。


娘の感想ですが、最初の「面白くなかった」という部分は特に最後のオチの部分だと思われる。まだ5歳児には難しいオチだろう。端的に言えば、幼い子供にとっては少々難しい話だ。この絵本の意図しているところは「聞かせられる」子供へと言うよりも、「読む」大人へという部分が多いのかもしれないが、でもそれだったら絵本でなくても教育実務書の類でもOKなはずだ。案外作者としても娘の後半の感想を聞いて満足したりするのでは無いかと思ったりする。絵本だし、色々な色とかあって、楽しいって思えば、それで良し、と。

スグに気付く必要はない。気付くように安易にその道を示す必要もないだろう。
気付くってのは、能動的じゃなくてあくまでも自動的なモノだから。


+++

寒いんで撮影もプリントも滞っております。
by nullpo_orz | 2009-03-04 14:18 | 思っていること

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by やっ
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