tokyo-photo.netを参考に道具を揃え、のモノクロネガフィルムの現像の手順通りに作業を行いました。
道具を揃えるに当たって思ったこと。
-初期投資として1万円強掛かる。もう少し安くできると最初は思っていた。(ディロールは更に別)
--タンクは135一本だけ現像できる小型のタンク(LPL)を選択しました。120用なら135を同時に2本処理できますが、高いので断念。
でも出来たら120用の方が現像液などの処理においてそれらの容量の管理もしやすい(実際にやってみてわかりました)と思われます。
--現像液などを入れるメスカップ1リットル用は100円ショップキャンドゥで購入できます。(買った後で知った...orz)専門店で販売しているモノは500円くらいする。
--懇意にしているビックカメラよりヨドバシカメラの方が暗室用品は整っているように思える。ex.ワンタッチパトローネはビックでは扱っていない。
現像作業前の作業について思ったこと。
-フィルムをリールに巻いてタンクに収めた後、誤作業を無くすためにタンクの上蓋(液注入口の蓋ではない)をビニールテープで巻きました。どこかのblogで誤って露光させたと失敗談を読んだので対策を自分なりに考えました。
-tokyo-photo.netは大変丁寧に詳しく説明してある(多謝)が、各種処理液は実際に現像作業をする前日には作っておいた方が良い云々の記載が見られなかった。(見落としているかも)
調べたところ、使用液が馴染むのには時間が必要とのことで、実作業直前ではなく少なくとも前日に使用液を作ることが肝要であるようです。
#現像液の処理液を寝かす云々については↓のコメントをよく見て下さい(2008.6.20追記)
現像作業について思ったこと。
-各種使用液の温度管理(調整)が難しい。
--1:1の希釈現像の場合は以下の様にすれば良いのではないか?
まず定着液を指定温度=20℃に調整する。
次に、停止液を作る。現像液・定着液と異なり停止液は現像作業を行う都度作るので、酢酸を20℃の水で溶解すれば温度管理・調整は比較的に楽に出来ると思える。
最後に現像液の温度を測り、仮に15℃なら25℃の水で希釈すれば20℃の希釈現像液が出来る。
温度管理で一番シビアに気をつけなければならないのは現像液なので、これを一番最後に温度調整すればスムーズに作業することが出来ると思える。
--各種使用液の温度管理用に6切りパレットを使用したが、面積が狭いので最後の水洗い用のメスカップまでそこに置くことが出来なかった。実際には停止が終わってしまえばそれ以降の作業はそれほど慌てる必要もないが水洗い用の20℃の水の用意が今後の検討すべき課題。一番最初に20℃の水をペットボトルに用意すれば良いかも?
-24時間換気の浴室にて一晩乾燥させたが、フィルムがカール(カーリング・反る・湾曲)してしまった。急激に乾燥させるとこのようになってしまうらしい。
以下、自分への備忘録の為の現像データ
フィルム:400PR-24
現像:D-76 1:1希釈 20℃ 9'45"
停止:15%酢酸希釈 22~24℃ 0'30"
定着:ハイパムフィクサー希釈 1:4 18~20℃ 5'00"
乾燥:ドライウェルを使用し浴室(24時間換気)にて一晩
現像液・定着液の使用液は前日の晩に作って戸棚に保管しておいたが、翌日中から夜までカミさんが戸棚の戸を開放していた。...orz。でも実際の処理には問題なさそうではある。今のところ。
なんでも湿気がこもるだろうから...とのことだったが、こういったことは事前に家族に周知しておくべきだったと反省。
現像液注入時、タンクを斜めにした方がスムーズに注入出来るのにすっかり忘れていた。
現像液排出時、慌てて完全に排出せずに停止液を注入した(と一瞬その様に思った。でもちゃんと排出していたかも知れない。)ことに気がついて、途中まで注入した停止液を排出し、改めて停止液を注入してしまった。でも結果オーライ?
水洗い後、リールをピッピッと振って余分な水滴を落とす作業を忘れていた。