1.リッド・キャップが硬い。
現像工程が全て終わって、さぁいよいよフィルム様とご対面!とリッドを外そうと思っても中々外れない。w 取説では、キャップ、リッド、ボディの組み合わせは購入時の組み合わせのままとし、他のシステムと入れ違い・変更しないように、とあるが、二つのセットを一辺に洗ってしまったりするとどっちがどっちだか解らなくなってしまうから要注意。もう少し蝋燭を塗ってみようと思う。まぁ、撹拌しても液体漏れが少ないから良いんだけど、ネ♪ トレードオフだから仕方ないか。
2.リールにフィルムを装着するのが不安
今まで使っていたLPLのリールにはパーフォレーションの穴に引っかける爪がリールにあるが、マスコにはそうした爪がなく、狭い隙間にフィルムを差し込むだけ。ダークバック内の手作業だけにリール巻きの取っかかりを指先で確認できるLPLの方が安心感があると思う。
3.使用する薬品の量が多い。
135の話だが、一本で475~500ml、2本で825~850ml、3本で1175~1200ml。LPLの135一本様とマスコの一本用を比較すると倍くらい必要となる。私が持っているマスカップの中で最大容量は2000mlだが一つしか無く現像の時は水洗用として使用しているので現像液用としては500ml or 1000mlのマスカップを使うこととなるが、そうすると3本同時現像の時に必要な容量(1175~1200ml)を一つのマスカップで計量できずにいる。なので、今は3本同時には現像はしていない。のは、3本用タンクで2本以下の現像の方が「空いた容量」のおかげで薬品が撹拌されやすい、との事もある。
3本で1000ml以下に収まると色々都合が良いと思うのだが、使用容量が多いのは現像ムラの発生を抑える効果の一因になっているのだと思われる。ここには、現像ムラの発生とマスコカラータンクプロについて下記のようなことが記載されていた。
開発者の伊藤詩唱氏は、画面の上下の濃度が上がるムラは、撹拌時に落下した現像液が、タンクの底、または蓋に当たって、渦になることで起こることを発見した。それを避けるためには、フィルムとタンクの底および蓋との間に空間を作れば良い。このタンクは、そのような構造になっている。
となると、例えば、LPLの120一本用タンク&135リールを一本という組み合わせで、リールの下に(自作)スペーサーを置けば上記のような効果がマスコカラータンクプロ同様得られるのではないかと想像する。残念ながらLPLのタンクは135一本用しか持っていないので実験できないが。
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昨日本屋へ立ち寄ったら『カメラ・ライフ Vol.1』(玄光社)なる本を発見。ざーと立ち読みした。「カメラは毎日を楽しくハッピーにする」というキャッチコピーのあるこの本、デジカメ全盛の時代にアナログカメラを中心とした内容(今回は、だけど)の本で今回はハッセルブラッドの魅惑という特集が組んである。
うぅ、こうゆう特集は避けたいトコロだが...、さらに表紙裏には『ましかく写真BOOK』が5/7に発売されるとの広告もあり、再び6×6フォーマットへの憧れがフツフツとわき上がってきたのでありました。
でも、新たな機材購入は財政的に許されないから再びNikon EM スクエアフォーマットのご登場願おう、と思う。