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高画質デジカメ

デジカメを買い続ける行為は何を意味するのか? 新しいデジカメを買うという行為はどうゆう意味なのか?

兎に角新しいデジカメが毎週のようにリリースされるので、アレが欲しいなぁと思っても翌月にはアッチの方がもっと良いなぁってなっちまうんだな。ふ~、どうしたもんか...。

新しい機能が追加されたから
今までのよりもっと良い機能になったから
単に今のが壊れたから

等々...なら、その意味も理解できなくもない。

高画質だから買った・買い換えた というのはどうゆう意味なのだろうか?

フィルムカメラの時代はフィルムを替えれば画質が変わっただろう。レンズを交換しても変わったであろう。
カメラ自体はフィルムにどれだけ露光するかという事を行っているに過ぎないのだから、画質という点についてはレンズとカメラが大きなウエイトを占めている、じゃなくて「いた」と思う。

デジカメになるとレンズは以前と役回りが変わらないが、フィルムは単なる画像を記録するメディアに取って代わって、もうひとつフィルムが担っていた画質の意味合いはカメラ本体に付随する画像処理エンジンに取って代わった。

となると、今のよりも高画質だからデジカメを買うというその行為の意味は、銀塩時代ならより高画質なフィルムが欲しいからと言うのに等しいと思う。
なんとなれば、デジカメは露出機構とフィルムが一体化したデバイスだからだ。
高画質を得たいためにフィルムを買い替える行為は小さな投資で済む。1000円も出せばおつりがくる。しかし、一体化したデジタルデバイスでは大きな投資になる場合が多い。

話はチョット変わるが、トイカメラと高画質といわれるポジフィルムを組み合わせる行為は、デジカメにオールドレンズを組み合わせる行為と同じ意味なのかも知れない。

それと、写真は最終的にはプリントという紙媒体で完結するわけだが、デジカメの場合PCでレタッチ処理した後プリンタで出力ってパターンが多いと思う。
ハイアマチュアになればなるほど、お店でのプリントでは満足できなくなって自家処理するようになると思おう。

先週末にビックカメラのモニタキャリブレーションの無料講座を受講してきた。まっ、その講義内容の殆どはセールスだとしても、聞く態度によって十分勉強になる部分もあるわけだ。

受講者は約10名ほどで、その殆どが白髪交じりの男性だった。うち一名はプロの写真家がいた。
多分想像するに銀塩時代を自分で写真を撮っていたけど世の中がデジタルになってきたのでデジカメ買ってPC買ってプリンタ買って、だけど思ったようにプリント出来なくて...という方の参加が多かった様に思えた。面白いのは講義の途中で「で、結局キャノンとエプソンどっちのプリンタが良いの?」とか「モニタはどこそこのメーカーのなにそれが良いの?」などの質問が入る事だ。キャリブレーションはどうでも良いからみたいな感じで、どこそこから苦笑が漏れる。でも、その人にしてみたら切実な問題なのだろう。

ちなみに、そのメーカーが見た限り、プロが使っているプリンタはエプソンが多い傾向とのことだった。
モニタのパネルはIPSが良い、と。VAは比較的安価だがこれも良いと。
モニタの端っこにフォログラムのシールを貼っておいて、いつもそれが同じように見える角度にモニタの角度を設定しておくと、基準が出来るというTipsなども紹介された。

モニタキャリブレーションひとつとっても、大変だと言うことはよく分かった。それにモニタ・プリンタとキャリブレーションしていこうと思うと、今回の講義で紹介された一番安価なモノではなく10万円ほどするモノが必要となってくる様だ。そいつはオプションがあって更に高機能・高価にすることもできる。

フィルム時代よりもコストが安いっていうイメージのデジタルカメラではあるが、そんなに簡単に問屋が卸すわけでもなさそうだ。
by nullpo_orz | 2009-02-23 15:40 | デジタル

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by やっ
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